エス トラストは、これまで良質な住まいづくりを通じて
快適な暮らしを実現するという使命を果たしながら、高効率給湯器やLED照明、節水設備など、
環境への負荷が少なく、持続可能な社会づくりの実現に取り組んできました。
その基本となるコンセプトは、各プロジェクトにおいて常に0から住まいづくりを考える
“ゼロからの発想、ゼロからの創造。0-VISION / ゼロ・ヴィジョン”です。
地球温暖化への対応が世界的に求められる今、ゼロ・ヴィジョンは次のヴィジョンへ。
近年、世界的な気候変動を抑えるために温暖化の原因といわれるCO2排出量の大幅な削減が求められています。
その潮流を受け、日本政府は脱炭素社会の実現を目指し、
住宅の省エネ性能の向上を図る「ZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の普及拡大をスタート。
その考え方は国連が推奨するSDGsの取組みの一つとなります。
ZEH-M(ゼッチ・マンション)とは、強化外皮基準(断熱性能)を満たすとともに、
高効率の設備を導入することにより、
快適な住空間を保ちつつ、省エネ基準比20%以上を削減する省エネを実現するものです。
その上で再生可能エネルギーを導入し、年間の一次エネルギー消費量をゼロにすることを目指したマンションです。
オーヴィジョン博多レジデンスは「ZEH-M Oriented」を取得予定です。
高断熱・高気密でエネルギーをムダにしません。また、高効率な設備で、エネルギー消費量を抑えます。
屋上は外側、外壁は内側から断熱材を施すことで、昼夜の温度差を小さくしてマンション全体の快適性を向上します。
室内側に特殊金膜のLow-E膜を施した高断熱タイプの「Low-E複層ガラス」を採用。結露の抑制や紫外線の軽減にも効果があります。
今まで捨てていた排熱を再利用し、エネルギー消費を抑え、光熱費の圧縮や地球温暖化防止に。
専用浴槽保温材で浴槽を包み、温まった熱を逃がしません。5.5時間たっても下がる温度は約2.5℃以内です※1。
温水を効率的に循環させて、冬場の冷えきった浴室でも約5分で25℃まで暖めます。
蛇口一体型浄水器や手元止水付シャワー水栓、節水型エコトイレなどを標準装備。
家庭の消費電力量で、冷蔵庫の次に消費量が多い照明。大幅な省エネを実現してくれる「LED照明」をダウンライトに標準装備。
人を感知して自動的に点灯・消灯するオートライトを玄関に設置。消し忘れを防ぎ、無駄な電力の消費を抑えます。
給湯器で効率良くつくられたお湯が床下のパイプに送られて、部屋全体をやさしく暖めます。
エアコンによる暖房は足元が寒くて、頭がぼーっとしがち。床暖房なら、体にやさしい「頭寒足熱」の快適空間が実現。床面を約26〜30℃に保ち、足元から熱を伝えてじんわりと暖めます。また、ホコリやダニ、ペットの毛などが舞い上がらないので、空気の汚れが気になりません。アレルギーでお悩みの方にも、安心してお使いいただけます。
空気が乾燥しにくく、お肌やのどにやさしいことも特長です。
断熱性が低い住宅では、冬場の部屋間の移動時に急激な温度差により血圧が変動し、
脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こすきっかけとなり、特に入浴時のヒートショック発生リスクが高まります。
また、夏場にも熱中症につながる危険性が高くなります。ZEHマンションは高断熱化によるヒートショックのリスク軽減と、健康的な暮らしの実現を目指します。
ヒートショックとは、暖かい場所から寒い場所に移動した際に起こる“急激な温度変化が身体におよぼす影響”のことです。特に冬場の冷えきった浴室は血圧が変動しやすく、ご高齢の方や血圧が高めの方にとって大きな負担となります。
2018年に発行されたWHO(世界保健機関)の『住宅と健康に関するガイドライン』においても、「住宅環境の改善は、救命、病気の減少、生活水準の向上、貧困の減少、気候変動による影響の緩和及びSDGsの達成に寄与することにつながる」と記載されています。
国の「エネルギー基本計画」においては、「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」としております。
また、集合住宅におけるZEHの定義を確立し、その自立普及に向けたロードマップを策定しました。